Victoriaでは、はっきりとわからないがゲームをプレイするにあたって苛立ちの原因となる、他の概念もある。この章では、代表的な5つの概念について説明する。

威信(Prestige)

勝利を目指す限り、ゲーム中で最も重要な概念である。威信は、国家が積み上げた、栄光と名誉の量を示す。これは、他国があなたの国家にどれくらいの敬意を払うのかを示している。実際、威信によって世界の中での序列が決まり、勝利得点の算出においても第一に考慮される。

威信は固定値ではない。最強の国家は、平均でも10〜20の威信でゲームを開始するが、パッチ1.03では、成功した列強はゲーム終了時点で、数千もの威信になる。これは植民地の領有主張や、戦争での勝利、主力艦の建造、高い国防費、一連のイベントによって達成される。

威信は、新参のプレイヤーにははっきり分からないような方面も含めて、いろいろな方面に影響を与える。例えば、相手国の威信の高さに応じて、宣戦布告による自国の威信低下の量が決まる。マイナス100未満の相手国に対して宣戦布告する場合には、威信低下はたったの1で済む。非文明国でプレイする場合には、文明国になるためには一定量の威信を獲得せねばならないし、国際市場でセリ勝つためにも威信が考慮される。

ゲームの間ずっと、威信を維持するように注意せよ。注意して威信の管理と拡大を行えば、小国であっても、列強となることができる。

悪い子(Badboy)

悪い子は、特に悩ましい概念の一つである。多くのプレイヤーは、この概念を理解していなかったために、隆盛を誇った征服国家が、叩きのめされた経験があるだろう。悪い子の概念は、この時代の国家が、つねに勢力均衡を意識していたことを、ゲーム上で表現するために設けられている。悪い子は、この勢力均衡の強固な理想に照らして、どれくらい逸脱しているかを示す数値ということになる。

悪い子の算出方法は、以下のとおりである。

宣戦布告するたびに、悪い子点は1点悪化する。戦争の結果獲得した領有主張の無い領邦1つごとに2点悪化する。領有主張がある場合には1点で済む。領有主張のある領邦は、地図上で緑色になっている。戦争の結果他国を併合すると、併合した領邦1つあたり1点、悪化する。

植民地戦争を宣戦布告しても、悪い子点は悪化しない。植民地戦争によって、文明国から獲得した領邦1つごとに2点悪化するが、非文明国から獲得した場合には悪化しない。しかし、非文明国であっても、併合を行った場合には、併合した領邦1つあたり1点、悪化する。したがって、オマーンのような国家は、完全に併合するのでなく、首都以外の全領邦を要求し、5年後に和平条約の期限切れを迎えたら併合するのが良い。この戦術をとれば、オマーンをまともに併合した場合には10点悪化するところ、1点の悪化で済む。これは「2段階併合」と呼ばれる。

悪い子点を下げるには二つ方法がある。 

一つは自然減少で、悪い子点は年に0.5点下がる。 もう一つは自国内に衛星国を作ることで、 領邦1つにつき悪い子点が1点下がる。悪い子点が悪化すればするほど、他国があなたの国家を脅威と考え、宣戦布告する可能性が高くなることに注意。この「悪い子戦争」は、勝って他国から領土をもぎとると、さらに悪い子点が悪化する悪循環となり、再度「悪い子戦争」を引き起こすため、対処がひじょうに難しい。軍事力が強大であれば、この種の戦争は防止できる。

国民の文化(National Culture)

どの国にも、少なくとも1つは国民の文化が決まっている。これは国内で代表的な民族や集団を意味しており、これらの人民から政治エリートが採用される。国民の文化は、国家の行動の主因となっていることが多い。プロイセンは、ドイツ民族のナショナリズムという感情を旗印に、ドイツ統合を求めた。オーストリアは、複数の国民の文化が競合したため、広範な帝国を維持できなくなった。国民の文化は、情報画面の「人民」(Popluation)ボタンの近辺に、灰色の文字で表示されている。

外交交渉で領土を購入するさい、相手国が自国の文化に属する領邦を売却してくれることはない。ゲーム終盤では、自国の文化に属さない人民は、闘争性と政治意識をかなり悪化させるので、できるだけ自国民の文化の国民で構成するように努力することが望ましい。

戦勝点(War Score)

戦勝点は、継戦中に、敵国に対する勝敗の度合いを示している。プラスであれば勝っており、マイナスならば負けている。戦争で領邦を占領するたびに、戦勝点が加算される。通常は、重要な領邦であればあるほど、戦勝点は高い。さらに、首都を占領すれば、戦勝点は20%増加する。

(相手国の)同盟国の領土を占領すると、それぞれの同盟国に対しての戦勝点が増加する。例えば、オーストリアは全てのドイツ諸邦と同盟した状態でゲームを開始している。プロイセンがオーストリアに宣戦布告すると、ドイツ諸邦が巻き込まれる。プロイセンがオーストリア領土を占領できなくても、オーストリアと同盟しているドイツ諸邦をたっぷり占領すれば、それなりに満足な和平条約を結べるだけの戦勝点が得られる。(相手国の)同盟国を併合してしまうと、併合された国家に関して獲得していた戦勝点は、その他の同盟国に対して無効となる。したがって先の例では、オーストリア本体を打倒できる見込みがある間は、ドイツ諸邦を併合しないことがプロイセンにとって最善であるかもしれない。

厭戦感情(War Exhaustion)

これは現在の戦争に対する、疲労の度合いを示す。この値は、百分率で示され、この戦争で失った軍隊の数に基づいて算出される。また、領土の争奪など戦争全般の状況によっても影響をうけるが、算出方法はいささか不明瞭ではある。戦争が長引くほど、厭戦感情は高まるのは確かである。厭戦感情が高まると、故国で叛乱がおこるようになる。人口が少ない国家ほど、厭戦感情が高まりやすいので注意。

文明国と非文明国との戦争では、文明国の方が非文明国よりも厭戦感情が高まりやすい。

次章:技術研究(TECHNOLOGICAL RESEARCH)


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Last-modified: 2020-04-01 (水) 18:24:57