VIPでスウェーデンをプレイしてみてわかったことがいくつかあるので、ちょっとした戦略ガイドスウェーデンの序盤戦略手引き(VIP)を投稿したが、今度はプロイセン序盤戦略の手引きを作成してみた。熟練者の方でコメント、指摘、忠告などあれば忌憚無いコメントをいただきたい。もちろん、プロイセンの序盤戦略手引きが既にあるので、今回も例によってVIPの手引きである。

 環境はVic英語版1.03c+Vic日本語化パッチ+VIP0.4b+VIP日本語パッチで難易度は最上級、攻撃性は猛烈の設定である。今回もベンガルは使わない予定。ということで本投稿の売りは

1.VIP使用
2.難易度・攻撃性最高(もちろん、より低い難易度にも応用可能)
3.ベンガルを使わない
4.何通りかあるドイツ統一のうち、史実イベントによる統一を目指す。
5.初心者向けのちょっとした戦略ガイド
6.土地交換チートは使わない(使う場合も記載)

ということになる。

 VIPプロイセンの序盤最大の敵は間違いなく自由主義革命である。プロイセンは君主制でスタートするので自由主義革命の発生を防ぐことは困難である。制限選挙を導入して立憲君主制に移行しても、1848年以降に「ビスマルクと反改革」イベントが発生すると、より深刻な事態に陥ってしまう。
 そこで自由主義革命イベントが発生しても最小限の被害で食い止められるように準備する必要がある。準備に使える期間は9年間しかない!

 外交能力が最重要であったスウェーデンとは対照的に、VIPプロイセンプレイでは内政能力こそが必要になる。VIPの序盤では機械部品は全く市場に流れないため、プロイセンの序盤戦略手引きのような積極的な拡張はかえって失業者を増やすことになるし、自由主義革命で手痛いしっぺ返しをくらってしまう。

 ゲームを開始したら時計を進める前に設定しなければならないことがいくつかある。予算と国際市場だ。

予算の初期設定…の前に

 自由主義革命イベントを回避しないつもりなので、これを最小限のダメージに食い止める努力をしなければならない。このイベントでは資本家、事務員、工員、労働者の闘争性が+3され、さらに自由主義のPOPの反乱確率が50%上昇する。事務員、工員および資本家は、たいてい自由主義思想を持つのでこの3種のPOPへの対策が必要になる。
 闘争性をあらかじめ低くする一番手っ取り早い方法は減税である。が、残念ながらこの3種のPOPは貧困、中流、富裕それぞれの層に属するので、どれかを優遇してどれかを虐待することは難しい。

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 恐怖の自由主義革命イベント

 7以上の闘争性を持つPOPは反乱を起こす可能性があるので、自由主義革命イベントの発動までに全POPの闘争性を4未満に抑えればよい。一見すると簡単そうだが、実はそう簡単にはいかない。

・まず1837年初頭、ほぼ確実に「ゲッティンゲン大学教授をハノーファーが解雇」のイベントが発生してプロイセンの西半分に住む、この3種のPOPの闘争性が1上昇する。

・さらに1844年に発生する「ギリシャ憲法」のイベントでもプロイセンの南半分に住む、この3種のPOPとさらに労働者、兵士POPの闘争性が1上昇する。

・しかも1846年1月以降、ポーランドが存在していないとオーストリア、プロイセン、ロシア国内の全ポーランド人POPの闘争性が3上昇する「ポーランド独立会議」のイベントも発生する。同様のイベントは1863年にも再び発生する。

 ゲーム開始時のPOPの闘争性は最大5に留まっているが、これらのイベントによって最低でも+2されるので、自由主義革命イベントの発生と共に反乱祭りとなってしまう。
 これを防ぐためには9年で闘争性を3ポイント以上低下させることが必要になる。1年あたり0.3ポイント以上のマイナス値である。

予算の初期設定

 闘争性を下げるため、貧困層、中流層の税率は最初の1年間は25%以下、それ以降は5%以下にする。富裕層は25%程度にし、富裕層POPのいる領邦に軍隊を駐留することで富裕層POPの闘争性も年0.35ポイント以上低下させることができる。

 その分の収入減を補うために関税は当然100%、軍隊の維持費は最低、防衛費も最低に設定する。

国際市場の初期設定

 プロイセン領内では豊富な石炭を産出するうえ、初期状態で工場が10個も建っている。もちろんそれ以上に失業者も大量にいるのだが、今ある工場をフル稼働させてPOPの懐を暖かくし、彼らが生活必需品、日用品を購入できるように(そして闘争性を減少させる)ようにしなければならない。

 機械部品は1843年頃から市場に少しずつ流れ出すので、40購入に設定しておく。
 聖職者を育成するのに必要な紙を20購入、高級衣服を10購入、貴金属を10購入にする。
 最初からプロイセンが保有している繊維工場、鉄工所、弾薬工場、製材所を稼働させるために綿、羊毛、硫黄、鉄、木をそれぞれ10購入にする。
 予備役増員のために小火器、缶詰をそれぞれ40売却にする。

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ゲームの開始

 プロイセンが最初から保有する10の工場だが、働いているPOPを最適化するために、各工場の従業員をいったん解雇して再雇用する。こうすることで大きなPOPから就労状態になるので、大規模な反乱を予防することができる。

 最初に研究する技術は初期型鉄道である。国内の大量の失業者を雇用してやるために大量の工場を建てなければならず、前述したように機械部品は少なくとも5年後までは出回らないので、最速で規格部品の研究を完了させて機械部品工場を建てなければならない。

 最速で規格部品を研究完了させるためには、初期状態よりももっと多くの研究点が必要だ。VIPでは進化論の研究が終了するまでは聖職者が多くの研究点を生み出す。ゲームを開始してから最初の1年の間に、できるだけ多くの聖職者を育成しよう。
 聖職者の生み出す研究点は自国の文化に属する聖職者の人数に規定される。少ない予算で多くの研究点を増加させるために、最大サイズのPOPから聖職者に変更していく。まずはベルリンにいる98000人の農民POP2つと、ブレスラウにいる75000人の農民POPを聖職者に変更する。工員の予備(失業者)は沢山いるので、ベルリンで働いている工員POPも労働者に戻して聖職者に転職させて構わない。
 最終的に50000人以上のPOPを聖職者にすることを目標にすると、1836年の暮れまでに年1.2ポイントの研究点を得るようにすることができる。「ディースターヴェークが"教師への指針"を出版」イベントで更に5ポイントの追加研究点も得られるが、これは後の最速化工業化への重要な布石となる。

 カルリスタスペインの支援イベントも1836年のうちに発生する。史実通りに支援するとなると、2回の秘密裏支援で8000ポンドの出費となる。上手くいくとカルリスタスペインが併合されずに生き残り、スペインの勢力を削ぐことができる。ここはロシアやオーストリアの出方を窺い、彼らと歩調を合わせると良いだろう。

本格的な内政の開始

 聖職者を6〜7POPばかり育成し、貧困・中流層の税率を5%以下にまで下げたところで1837年を迎えることだろう。収入は1日5ポンド程度まで下がるだろうが、プラスであれば全然かまわない。1838年を過ぎる頃には関税収入が増加して全階層の税率を0にしても50ポンド近いプラス収支に転ずるからだ。

 初期鉄道の研究に成功したら、次は観念論の研究に取りかかる。運が良ければ派生する新カント派理念の研究により、いくばくかの威信を得ることができる。

 プロイセンの周囲の国々(除フランス・大英帝国)が次々に我々に親善大使を派遣してくるので、こちらから友好度を上げる必要はあまりない。が、今回のプレイでも外交は役に立つ。まずは外交官を8人以上貯めることを目標とする。そのためには大国をキープしなければならないので、小火器と缶詰が40貯まり次第、予備役を増員するのを忘れないこと。

 さて、闘争性を下げる方法はもう一つある。それは軍隊を駐留させることだ。F6キーを押して6ページ目を開き、国内の全POPの闘争性をチェックしよう。「ゲッティンゲン大学教授をハノーファーが解雇」イベントが発生したせいで、いくつかのPOPの闘争性が5に戻っているはずだ。また、税率25%をキープしている富裕層POPの闘争性の低下も悪いはずである。
 彼らの闘争性を下げるために、彼らの住む領邦に軍隊を駐留させよう。最初から予備役に配備されている竜騎兵2個師団もこの任務に使えるので、配置を済ませておく。軍隊が駐留する領邦ではPOPの闘争性が年に0.2ポイントも低下するのだ!国境守備の師団もこの任務に使って構わない。 お金が貯まりだしたら製鉄所のあるラインラント州と首都のあるブランデンブルク州に鉄道を引いてもよい。後の外交交渉のために2万ポンドほど手元にあるとベストである。

ポーランド独立問題

 さて、1938年初頭に観念論の研究が終わると「機械化生産」がリストに上っているはずだ。迷わずにこれの研究を開始する。機械化生産の研究が終わったら、「医学」に続けるのがベストである。
 観念論の派生技術、新カント派理念の研究イベントが発生したら、いよいよ最終的な自由主義革命対策にとりかかることができる。

 外交官が8人程度貯まる頃には、ロシアとの関係も160以上になっていることだろう。ここで今後発生するポーランド人の独立意識の高まりの機先を制するべく、ポーランド建国に取りかかる。そう、スウェーデンの序盤戦略手引き(VIP)で紹介した、「友好度の高い大国と交渉して非中核州を得る技」は、プロイセンでも使えるのだが、今回は「友好度の高い大国に自国の中核州を一時預かってもらう技」を使うのである。

 初期状態でポーランドを衛星国として作成しようとすると、プロイセンの中核州をごっそり(8領邦、しかも工場も含まれる)持ってかれてしまう。もし実際にプロイセンが衛星国としてポーランドを建国したとしても、ダンツィヒ回廊をポーランドに明け渡すことはあり得なかったと思うのだが、ゲームに文句をつけても仕方がない。しかし、この先起こるポーランド人POPの闘争性+3イベント(しかも2回)を避けるためにはどうしてもポーランドを作っておきたい。

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 ポーランドの中核州

 そこで、まずプロイセン領ポーランドをロシアに割譲し、1領邦のみのポーランドを作成する。しかる後にロシアから上記領邦を取り戻そうというのが本作戦の趣旨である。

メーメル失陥とポーランドの独立(交換による土地増加を使う場合)

 どの領邦をポーランドにするのがベストか?ロシアと接するようだと攻撃性最高のAIに宣戦布告される可能性がある(その場合、宗主国として対露戦に参加しなければならなくなる)ので、周囲をプロイセン領に囲まれた土地がよい。しかもRGOが重要でなく、かつPOPも少ない土地…となると、ベストはプウォツクになるかと思う。

 ロシアとの3回の外交交渉で上記ポーランドの中核州を割譲し、代わりにプウォツクとバルト3国の領邦を得る。3回の交渉が必要なのは、AIは自国領と接していない領邦をあまり高く評価しないので、ロシア国境から領邦2つを隔てたメーメルをロシアに割譲するのにはそうするほかはないからだ。

 プロイセンが保有するポーランドの固有領土が1領邦のみになったらポーランドを建国する。本来の姿からするとポーランド自治領とでもいうべき姿であるが、周囲はプロイセンに囲まれているため将来に渡って安全が保証された国家でもある。
 ともあれポーランド人は故国の再建に満足し、異国で不満分子となることなく働くことができるようになる。

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 ポーランドの建国を行ったら、バルト3国諸州をロシアに返還しつつプロイセンの初期領土を取り戻し、さらにポーランド全土も頂いてしまおう。最終的に7回の外交交渉で全ポーランド諸州を獲得することができるだろう。
 ポーランド諸州をあわせると120ものPOPになる。特にシデルツェには5万人規模の農民POPが大量におり、この先兵士POPに変換するのには最適である。幸いにも彼らの闘争性は5以下であり、1845年の自由主義革命の発生までにこれを下げる時間は十分にある。なにしろポーランドを建国したので、彼らの闘争性が3も上がるイベントは起こらないのだ。

 ポーランド諸州の獲得により、羊毛を輸入する必要がなくなるので、忘れずに国際市場を設定し直しておくこと!

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ポーランドの独立(交換による土地増加を使わない場合)

 AI相手だと3対4、4対5の土地交換が成立する。これはあまりにもチートくさいのだが、土地交換そのものは史実の「千島樺太交換条約」を見てわかるように否定できない。ではチートかそうでないか、どこに線引きをしたらいいのか?これは非常に難しい。AIが自国の土地をより高く評価すれば良いのだろうが、それは今後のパッチを待たねばならない。

 ここでは土地交換による領土拡張を禁じ手とし、「土地交換は原則1対1(等価交換)」をルールとした場合について考えてみよう。このルールに従う場合、ポーランドを建国する領邦はドイチュクローネがベストとなる。

 ポーランド中核州をロシアに一度明け渡し、ドイチュクローネにポーランドを建国する。しかる後にロシアからプロイセン領を取り戻せばよい。等価交換を原則とすると国境の位置は最終的に変化しない。注意しなければいけないのは、2回目の交渉で一旦ドイチュクローネもロシアに明け渡しておくことだ。一見無意味に思えるかもしれないが、こうしておかないとヴェストプロイセンの工場がドイチュクローネに残ってしまうので、缶詰工場をポーランドに持ってかれるのだ!

 後に大国となってからでは変更に莫大な金額がかかるいくつかの制度改革はポーランド建国直後の、人口が減少した状態の時に行うことで1000ポンド近い節約が可能となる。今回は集会の自由を「無し」に、報道の自由を「自由」に、労働組合を「非社会主義のみ」に設定した。

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ポーランドを建国せずに自由主義革命の反乱祭りを回避する方法

 ロシアと土地交換をして1領邦のみのポーランドを作成するのがあまりにもゲーム的と思われる方も多いだろう。また、プロイセンの中核州をみすみす失うのが嫌だ、という方も多いだろう。
 そこで、さまざまな試行錯誤の結果、ポーランドを建国しなくても1845年の反乱祭りを避ける方法を発見した。

 自由主義革命で闘争性が+3されるのは工員、事務員、労働者、資本家である。つまり農民の闘争性は変化しない。そこで、ゲーム開始と同時に全てのポーランド人工員・事務員を農民/労働者に変更する。この変更に金は全くかからない。
 変更の結果、シュレジェンにあるグライヴィッツとカトヴィツを除く全ポーランド人POPが自由主義革命の影響を受けない将校、兵士、貴族、農民になる。上記2領邦は石炭の産地なので、ポーランド人POPは労働者となる。

 しかる後にグライヴィッツとカトヴィッツに軍隊を駐留させればよい。シュレジェンでは都合の良いことに「ヴェーバー暴動」イベントで労働者POPの闘争性が-2されるので、ここで働くポーランド人労働者の闘争性は間違いなく0まで下がる。自由主義革命が発生して+3、ポーランド独立会議イベントで+3されても闘争性は6に留まり、反乱発生の可能性はない。リリー・マルレーンでも歌いながら対デンマーク戦の準備を始めよう。

最速工業化への道

 知っての通り、機械部品工場を建設するためには規格部品の研究を終了しなければならない。プロイセンを初めとするドイツ諸州には大量の失業者があふれており、彼らが移住を始める前に工場を建設しなければならないので、最速で規格部品を研究する道筋を知ることは重要である。

 さて、医学の研究は1840年初頭に終了するはずだ。続いて高圧と低圧の蒸気機関を研究開始する。これが完了すると規格部品の研究に必要な条件が整うことになる。
 しかしそのまま漫然と研究を続けても、規格部品が研究リストに並ぶのはずいぶん先の話になってしまう。そこで以下のようなちょっとした工夫が必要になる。

 まず、高圧と低圧の蒸気機関の研究が終了したら、次に海軍計画を研究する。プロイセンの場合、研究点が十分にあれば陸海軍技術は10ヶ月で研究が終了するので、1841年11〜12月にはこの研究も終了するだろう。なぜここで海軍技術を研究するのかというと、オーストリアにこの技術を供与して領邦をもらうためである。
 この時点ではまだ規格部品はリストに並んでいないが、研究点が11ポイントばかり貯まっているはずだ。ここで友好度の高いドイツ諸国と技術交換を行う。適当な技術一つと引き替えに、前装式ライフルあたりを手に入れよう。
 外交で技術を得た後に技術研究リストを開き直すと、規格部品がリストに載っているはずだ。これで1842年末に規格部品の研究が終了し、1843年中には機械部品工場の建設が可能となる。

今後の戦争遂行のための下準備

 さて、ここで少しばかりドイツ建国までの流れをおさらいしてみよう。ドイツが建国するまでにはいくつかの戦争を経験し、そのことごとくに勝利しなければならない。

 1847年のシュレスヴィヒ問題
 1864年のドイツ・デンマーク危機
 1866年の普墺戦争
 1870年の普仏戦争

 総動員をかけて敵をすりつぶしても良いのだが、復員が面倒くさい、あるいは戦争を上手く遂行する自信のないプレイヤーも多いことだろう。そこで、"戦争が始まった時点ですでにこちらの勝利が見えている"状態を作り出すべく、平時の今から準備を始めておく。

 最初の2回のデンマークとの戦争は、全兵力でコペンハーゲンを強襲することで割と簡単に勝利することができるので問題ないが、あとの2つの戦争は、いずれも大国を相手とした全面戦争である。

 普仏国境はフランスの要塞線(マジノ線と呼ぼう)があり突破は困難だが、第一次、第二次世界大戦で独軍がそうしたように、ベルギー領内を通過するとパリは目の前である。もちろん史実のようにベルギーを侵略する必要はない。ベルギーと仲の良い時に同盟を結び、友好度200の状態で領内通行許可を求めると、高い確率で通行許可をもらうことができる。フランスはあまりベルギーとの国境に強力な軍隊を置かないから、これで普仏戦争対策は十分だ。

 オーストリアはその国土の外縁部が山岳になるため、正面から戦争を仕掛けると突破に多大な犠牲を伴う。
 しかしウクライナ・スロヴァキアは初期状態ではオーストリアの中核州にはなっていないことに注目しよう。この地域を外交交渉で手に入れることができれば、首都ウィーンに直通する「バックドア」を作ることができる。
 このバックドアの作成にはタイムリミットがある。1848年前後に起こりうる、オーストリアからハンガリー独立イベントが発生してしまうとウクライナ・スロヴァキアはハンガリーの中核州となるためにここを外交で手に入れることは不可能になるのだ。

 正確には、普墺戦争ではボヘミア一帯を占領することで勝利イベントが発動するため、ウィーンに進軍する必要はない。しかしブルノまでは占領しなければならないので、バックドアが重要なことに変わりはない。

 交換による土地増加技を使うなら、ウクライナ、スロヴァキアの全領邦を手に入れることも簡単にできるが、土地交換チートを使わない場合、技術と交換に土地を得るほかない。ポーランド建国の後にオーストリアとの交渉を開始する。

 後にオーストリアとは戦火を交えることになるので、陸軍系の技術は渡したくないところだ。ここで先ほど研究した海軍系の技術、海軍計画が活きてくる。まずはこれを供与してシャトールを得る。さらに規格部品の研究終了後、火器管制機構を研究し、これを供与してトレンチンを得れば完璧だ。この2領邦は山岳地形で、この先のウィーンまで開けた土地が広がっているので、この2領邦を得れば十分である。普墺戦争の折りにはここからボヘミアになだれ込めばよい。

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 ウィーン・ボヘミアへのバックドア

自由主義革命への秒読み

 1941年初頭になったら、もう一度POPの闘争性をチェックしてみよう。この時点でも闘争性が6以上の事務員や工員がいるようであれば、彼らを労働者/農夫に変更してしまおう。

 「ギリシャ憲法」のイベントで闘争性が上昇するのはブランデンブルク・ザクセン・シュレジェンとヴェストファーレンである。このうちシュレジェンは直前に発生する、「ヴェーバー暴動」のイベントで非常に低度の最低賃金を保証すれば、闘争性が2低下しているはずなのであまり心配しなくても良くなる。

 あと4年に迫った自由主義革命に備え、ブランデンブルク・ザクセン以西で闘争性4〜5のPOPがいる領邦全てに軍隊を駐留させておこう。資金には余裕があるはずなので、付属旅団付き歩兵師団を2つばかり作っても構わない。付属旅団付きの歩兵師団はゲームの最後まで活躍することになるだろう。

 規格部品の研究と、それから派生する精密作業の技術で機械部品工場の建設が可能になるのは1843年中旬だろう。すぐに工場を建てるべきだろうか?
 筆者は工場を建て始めることが多いが、(闘争性対策をしていない)周辺諸国から高い闘争性を持った工員や事務員が流入してくる可能性が高いのが悩みどころだ。運が良ければこちらの善良なPOPと同化して無害になるが、チェコやスロヴァキアなどのマイナー文化のPOPの場合はそれも望めない。

 機械部品工場を建てる場所はポーゼンを勧める。1844年の「ギリシャ憲法」イベントの影響を受けない地域なので、建設中の機械部品工場を目指して失業中のPOPが集まってきても影響は少ない。むしろブランデンブルク・ザクセン以西にいる失業中のPOPが彼の地に移動してもらった方が嬉しいのだ。

 研究開発は火器管制機構から実証哲学、さらに観念主義的思想と続けることをお勧めする。すると自由主義革命が始まってほどなくして観念主義的思想の研究が終了し、自由主義革命によって20上昇した多様性をすぐさま下げることができる。

 関税による収入はムラがあるため、時々急激に歳入が減少し、5%程度の課税をしなければならなくなる局面もあるだろうが、1945年2月の段階で下記のような状態にできていればベストである。

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これまでの苦労が報われる瞬間

自由主義革命の発生!

 さて、1845年2月以降になると自由主義革命が発生する。これは何度も述べたように君主制を続ける限り不可避である。
 反乱祭りになるオーストリア、ドイツ諸国を尻目に、我がプロイセンは入念な下準備により反乱はほとんど発生しない。パンツァーリートでも歌いながら、2年後の対デンマーク戦の準備を開始しよう。

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赤いのは1ヶ所だけ、しかも反乱率0.35%である

 まずは税率を変更する。5年後には自由主義革命の終焉イベントで闘争性が下がるので、5年の間に闘争性が7以上にならない程度にプラス修正がつく程度に増税する。貧困層・中流層には20%前後、富裕層には30%以上の課税が可能になるだろう。

 対デンマーク戦には12〜15個師団程度もあれば十分である。砲兵旅団付き歩兵師団が最初から3個あるので、新規に編成する師団は2〜4個師団もあればいいだろう。

シュレスヴィヒ問題

 1847年1月にデンマークでシュレスヴィヒ問題が発生する。十分な幸運に恵まれているとデンマークは譲歩してくれるが、これは1%の確率でしか発生しない(筆者は1度だけ見たことがある)。
 大抵はデンマークが「シュレスヴィヒはデンマーク固有の領土である」を選択して事態はエスカレートする。この時スウェーデン・ノルウェー両国の動向を押さえておかないと痛い目にあう。両国が「汎スカンジナヴィア主義の高揚」を選択すると後にスカンディナヴィアが建国されることになる上、大量の義勇軍がデンマークに派遣されるので苦戦することになる。スカンディナヴィアが建国される場合は、1864年のドイツ・デンマーク危機が発生しなくなるので今回の戦争でフレンスブルクを獲得しなければならない。その場合はコペンハーゲンに5個師団以上が居座ることになるので、先にデンマーク軍にドイツ本国に上陸させてから叩く、後の先を取る作戦が良いと思う。

 大抵の場合はスウェーデン・ノルウェーのどちらかが消極支援を取り、デンマークと開戦することになる。シュトラルズントから全部隊をコペンハーゲンに進撃させると数の差で敵を押しつぶし、上手くいくとデンマークの動員完了前にコペンハーゲンを陥落させることができる。

 シュレスヴィヒ問題は終戦のイベントはないし、ドイツ・デンマーク危機までは領土を増やす必要がない(今増やしても自由主義革命中なので反乱鎮圧の手間が増えるだけ)ので、賠償金でも請求してさっさと終戦しよう。

オーストリアの動乱

 シュレスヴィヒ問題と前後して、オーストリアでも大規模な紛争が発生する。オーストリアとイタリア諸国との戦争は形だけの参戦でよいが、時に北ドイツ諸州に上陸を食らい、1領邦しかない小国が併合されることがあるので気をつけなければならない。

 ハンガリーとオーストリア間で戦争が発生することもしばしばある。この場合、デンマークとの戦争が終わっているようならばウィーンへのバックドアを強化すべくブラチスラヴァあたりの獲得を狙うのも面白いかもしれない。ブラチスラヴァには兵士に使えるサイズの大きなスロバキア人POPがいるのだ。

 オーストリアの戦乱が終わると10年ばかり平和が訪れる。資本家の育成、工場の拡張、鉄道の敷設を忘れないでおこなっておく。モロッコあたりに侵攻するならこのタイミングがベストだ。ドイツ・デンマーク危機、普墺戦争には25〜30個師団が必要なので、徐々に陸軍を増強しておくとよい。
 普墺戦争が終結すると北ドイツ諸州を併合できるが、この時大量の失業者が発生するので、あらかじめプロイセン国内の各工場を十分に拡張しておくと良い。筆者はヴェストファーレンに製鉄所を新設し、ラインラントの製鉄所の両方を60POPが働ける規模まで拡張した。

ドイツ・デンマーク危機

 1863年にデンマークがホルシュタインを併合したら次の戦争の準備にかかる。実際の所、戦力が充実している今回の対デンマーク戦は、シュレスヴィヒ問題の時よりも格段に楽である。  1864年にドイツ・デンマーク危機イベントが発動し、デンマークと戦争状態になる。開戦と同時に全兵力の3分の2をコペンハーゲン方面に、残る3分の1をキール方面に割り当てて進撃すればよい。コペンハーゲンを占領し、キールからフレンスブルクまでを攻略したあたりで「ウィーン条約」イベントが発動し、終戦となるはずだ。
 オーストリアは衛星国ホルシュタインを手に入れ、プロイセンは衛星国シュレスヴィヒを手に入れる。新たな領土の獲得はないが、後に全てを手に入れることになるので満足しよう。

 デンマーク戦が終わったらオーストリア国境に軍団を移動する。次の 普墺戦争がヤマである。

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普墺戦争

 1866年の普墺戦争は、プロイセン乾坤一擲の大戦争である。戦力の使いどころを間違えなければ決して難しい戦争ではないが、バックドアの2領邦が無い場合、ブルノへの競争に負けて大消耗戦に陥る危険性がある。また、バックドアの2領邦を得る過程で、海軍技術研究への回り道を嫌ってオーストリアに工業技術などを供与していた場合、オーストリア国内が要塞で埋め尽くされていることがある。

 対オーストリア戦に必要な戦力は各々4〜5個師団からなる7個軍である。うち1個軍は騎兵軍が望ましい。迅速にボヘミアになだれ込み、オーストリア軍と戦端を開く前に彼の地を平定すれば、最小限の損害で勝利することができる。
 重要なのはリーグニッツからフラデツクラローヴェを経由して(占領しないで通過する)プラハに向かう騎兵軍(図の紫線)と、トレンチンからブルノを攻略する2個軍(図の赤線)である。ブルノを攻略したら1個軍を防衛にあて、残る1個軍をオロモウツに進撃させればよい。

 ボヘミア諸州を占領すると「プラハ条約」イベントが発動して普墺戦争は終戦し、北ドイツ諸邦をプロイセンが併合することとなる。

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Last-modified: 2020-04-01 (水) 18:24:57